合格率は高いけど難易度は高め! 甲種危険物取扱者資格を取得するコツ

取得したい資格の上位に常にランクインしている危険物取扱者。この資格には甲種乙種丙種の3種類がありますが、すべての危険物を取り扱える甲種の合格率はどのくらいなのでしょうか。一番人気の高い乙四種と同じくらいの合格率といわれていますが、実は甲種の合格率は乙種と単純に比較することはできないのです。

そこで今回は、甲種の合格率や取得のためのコツなどをご紹介しましょう。甲種危険物取扱者資格の取得を目指している方はぜひご一読ください。

1.合格率は乙4種と同じくらいだけど・・・

甲種危険物取扱者の合格率は30%程度。これは危険物取扱者の中でもっとも人気の高い乙4種と同じくらいです。では、すべての危険物を取り扱える甲種の難易度は乙4種と同じ程度なのでしょうか?

いえ、実はこの2つの合格率は単純に比較することができないのです。乙4種は受験資格が不要です。全く化学の知識がない方でも受験をすることができるのです。

しかし、甲種の場合は大学で化学に関する学科を卒業したり、乙種を4種類以上取得したりしていないと受験資格が得られません。

つまり、化学の知識がある方が受験する試験なので、合格率は高いですが難易度が低いわけではないのです。乙4種と同じくらいの合格率だからといって難易度も似たようなもの、というわけではありません。

2.甲種合格のカギは勉強方法

甲種に合格すれば消防法で規定されている危険物すべてを取り扱うことができます。ということは、試験に合格するためにはそれらすべての危険物に対する知識が必要ですから、覚えることもたくさんあります。

いくら化学の知識があるといっても、乙種を受験するときと同じような感覚で勉強していると時間が足りなくなってしまうでしょう。

甲種合格の秘訣は、いかに効率よく必要な知識を覚えていくかということです。特に社会人の受験者は勉強する時間が限られていますから、教材選びも大切になってくるでしょう。

一昔前までは書籍を買って勉強をするのが一般的でしたが、今ではスマートフォンやタブレット型PCなど携帯ツールも豊富になり映像教材による勉強も気軽に行えるようになりました。文字を読んで覚える勉強よりも、映像を見て耳で聞いて覚えたほうが覚えが良い、という方はそのような教材を選択してみましょう。

おわりに

いかがでしたか? 今回は甲種危険物取扱者の合格率についてお話をさせていただきました。
同じ合格率でも試験を受ける人の条件が違ってくれば単純に比較することができないのですね。しかし、甲種をもっていると就職や転職にとても有利になります。どうか自分に合った勉強方法や教材を見つけて合格を勝ち取ってください。

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