危険物の指定数量とは? そんなあなたの疑問にお答えします!

「危険物指定数量って何?」
あなたもこのような疑問を持っていますか?
危険物指定数量というのは消防法で定められた危険物の保管量のことです。
この指定数量を超えて危険物を保管する場合は消防長や消防署長の承認を得る必要があります。
しかし期間は10日以内までで、それ以上の期間保管すると罰則の対象になります。
危険物が二種類ある時にはどうすればいいのでしょうか?
その場合はそれぞれの危険物の指定数量の倍数を求めましょう。
求め方は、『指定数量÷危険物の量』です。
二種類の危険物それぞれでこの計算を行ない、出た値を足します。
その時に数値が1以上になる場合は指定数量を超える危険物があるとみなされて消防法の適用を受けることになるでしょう。
危険物の指定数量は危険な物程少なくなります。
指定数量の少ない物は危険な物質だということを覚えておきましょう。
ではそれぞれの危険物の指定数量はどれくらいなのでしょうか?
この記事では危険物の指定数量を具体的にご紹介します。
危険物の指定数量に関する問題は危険物取扱者の試験によく出ますので、しっかり覚えておきましょう。

危険物第一類の指定数量

危険物第一類は酸化性固体です。
ではどのような物質があるのでしょうか?

  • 第1種酸化性固体 過塩素酸ナトリウム・過塩素酸カリウムなど 50kg
  • 第2種酸化性固体 過マンガン酸カリウム・過マンガン酸銀など 300kg
  • 第3種酸化性固体 過ヨウ素酸ナトリウム・二酸化鉛など 1,000kg

危険物第二類の指定数量

危険物第二類は可燃性固体が含まれています。
ではどのような物があるのでしょうか?

  • 硫化リン・赤リン・硫黄 100kg
  • 鉄粉 500kg
  • 第1種可燃性固体 金属粉・その他一定の量の金属粉を含む物 100kg
  • 第2種可燃性固体 リンや硫黄・鉄粉・金属粉・マグネシウムなどを含む物 100kg
  • 固形アルコール 1,000kg

危険物第三類の指定数量

危険物第三類には自然発火性物質と、水に触れると火が付くもしくは有毒なガスが出る禁水性物質が含まれています。

  • カリウム・ナトリウム・アルキルアルミニウム・アルキルチリウム 10kg
  • チリウム粉末・水酸化ナトリウム 10kg
  • 黄燐 20kg
  • バリウム・カルシウム・水酸化チリウム 50kg
  • ホウ素化ナトリウム 300kg

危険物第四類の指定数量

危険物第四類には私たちの生活にも良く関係している引火性の液体が含まれています。
危険物第四類の指定数量は試験によく出るので覚えておきましょう。

  • ジエチルエーテル・ペンタン・二硫化炭素 50L
  • ガソリン・トルエン・ベンゼン・トルエン 200L
  • アセトン・メタノール・エタノールなど 400L
  • 灯油・軽油・キシレン 1,000L
  • ギ酸・酢酸・重油・絶縁油 2,000L
  • グリセリン・エチレングリコール 4,000L
  • ギア油・シリンダー油 6,000L
  • ゴム油・菜種油 10,000L

危険物第五類の指定数量

危険物第五類には自己反応性物質が含まれています。

  • ニトロ化合物・ニトロソ化合物・硝酸エステル類・有機過酸化物 10kg
  • ジアゾ化合物・アゾ化合物・ヒドロキシルアミンなど 100kg

危険物第六類の指定数量

危険物第六類には酸化性液体が含まれています。

  • 過塩素酸・過酸化水素・硝酸 300kg

いかがでしたか?
この記事では危険物の指定数量を具体的にご紹介しました。
危険物取扱者の資格は法令に基づいて安全に危険物を扱うための資格です。
ですから危険物取扱者の資格を取得するためには、危険物の指定数量についても良く知っておく必要があります。

  • 危険物指定数量は消防法で定められた危険物の保管量のことである
  • 複数の危険物がある場合は指定数量の倍数を求める必要がある
  • 危険物指定数量は危険な物質程少なくなる

ということを覚えておきましょう。