どんな問題が出る? 危険物取扱者の試験内容やおすすめの勉強方法

危険物取扱者は、学生だけでなく社会人にも人気の資格です。スキルアップや転職のために取得を考えている人も多いことでしょう。その一方で、「興味はあるが、難しそうで受験を躊躇している」という人もいると思います。危険物取扱者の難易度は「普通」ですが、一夜漬けの勉強で合格することはできません。しかし、寝食を惜しんで長期間勉強しなければ絶対に合格できないという資格でもないのです。

今回は、危険物取扱者試験の問題を紹介しながらおすすめの勉強方法などを紹介します。問題が分かれば、その難易度を実感できるでしょう。

  1. 危険物取扱者の試験内容とは?
  2. 危険物取扱者の試験対策とは?
  3. おすすめの暗記方法はあるの?
  4. おわりに

また、記事を読めば勉強を効率よく進めるコツも分かります。危険物取扱者の資格取得を目指している人や、危険物取扱者試験に興味がある人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.危険物取扱者の試験内容とは?

この項では、危険物取扱者の試験内容や配点などをご紹介していきます。
合格ラインは全体の点数だけでなく、科目ごとにもあるんですよ。

1-1.危険物取扱者の種類とは?

危険物取扱者は、甲種、乙種、丙種の3種類に分かれています。
甲種に合格すればすべての危険物を取り扱えます。
乙種は、合格した類の危険物を取り扱えます。
丙種は4類の危険物のうちのガソリン、軽油などの一部の取り扱いが可能です。
このうち、甲種のみ受験資格が必要ですが、残り2つは誰でも受けられます。

1-2.危険物取扱者の試験内容とは?

では、最も受験者の多い乙種4類(通称乙4)を例にとって試験問題の内容をご紹介します。
危険物取扱者の試験内容は

  • 危険物に関する法令:15問
  • 基礎的な物理及び基礎的な化学:10問
  • 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法:10問

となっています。試験時間は120分。1科目につき6割が合格のボーダーラインです。
一科目でも6割を下回ったら、合格できません。

1-3.試験科目の免除とは?

危険物取扱者乙種には、1類~6類まで種類があります。
すでに一部の免状を受けたものが、他の類を受験する場合や、1日で複数の類を受験する場合は、「危険物に関する法令」と「基礎的な物理学及び基礎的な化学」がすべて免除となり、試験時間が大幅に短縮されます。
なお、乙種の一部の類を取得している人が甲種を受験する場合は科目の免除はありません。注意しましょう。

1-4.危険物取扱者の合格率は?

危険物取扱者の合格率は、甲種、乙種4類が3割前後、その他の乙種が6割前後となっております。
乙種4類のみ合格率が極端に低いのは、問題が難しいからではありません。受験者が多いからです。
受験者が多ければ、不合格者が増えるわけですから、合格率は低くなります。
甲種が3割前後なのは、受験資格が必要のうえ、すべての危険物に関する法令や性質を覚えなくてはいけません。
やはり難易度は乙種に比べて高いでしょう。

2.危険物取扱者の試験対策とは?

では、危険物取扱者の試験勉強はどのように行えばよいのでしょうか?
この項ではそれをご紹介します。

2-1.独学で勉強できる?

危険物取扱者乙種の試験勉強の方法はとにかく暗記です。
法令や化学、物理の知識、危険物の性質などをすべて覚え込めば合格は間違いないでしょう。
ですから、特に受験テクニックが必要、というわけではありません。
国家資格の中には予備校で専用の授業を行っているところもありますが、危険物取扱者の乙種は独学か、通信教育で資格を取った人が多いです。
ある程度化学の知識がある人は独学でも十分ですが、全くの知識ゼロから合格を目指す人は、質問を受け付けてくれる通信教育のほうがおすすめです。

2-2.過去問を繰り返し解こう

自分では暗記をしたつもりでも、実際に問題を解いてみるまでは知識が身に付いたかどうかはわかりません。
そこで、暗記とともに必ず過去問を繰り返し解くことをおすすめします。
最初はわけがわからなくても、問題を解いてみましょう。
次に、この問題がどこから出題されているか確認します。そうして最後にもう一度覚えなおしましょう。
この繰り返しをすれば、6割程度はとれる実力が身に付きます。
また、危険物取扱者の試験は春と秋の年に2回行われます。春に不合格でも秋に再チャレンジできます。
ある程度知識が身に付いたと思ったら、力試しの意味で試験にチャレンジしても良いでしょう。

2-3.一夜漬けは可能?

危険物取扱者の試験勉強は、一夜漬けはほぼ不可能です。
覚えるべきことがたくさんありますし、一夜漬けで覚えたつもりになっていても、試験問題を見たとたんに頭が真っ白になるか、覚えた知識がどの問題に当てはめていけばよいのか分からなくなることがほとんどです。
危険物を職場で取り扱っている人でも、法令や性質を完璧に覚えている人はいません。
一度受験をすると決めたら、毎日コツコツと勉強を続けることが大切です。

3.おすすめの暗記方法はあるの?

では最後に、危険物取扱者の勉強をしていく上で、おすすめの暗記方法をご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

3-1.一番覚えやすい方法で覚える

暗記方法は、人によってことなります。目で見たほうが覚えやすいという人もいれば、耳で聞いたほうが覚えやすいという人もいます。
中には口に出して行ったほうが覚えやすいという人、という人もいるでしょう。
そこで参考書を選ぶ際に、自分の得意な暗記方法ができるものを選ぶと勉強がはかどります。
危険物取扱者の参考書はたくさんの種類が出ています。昔ながらのブック式もあれば、DVD式のものもあり、最新式のものはスマートフォンやタブレットでも視聴が可能です。
働きながら勉強をする人は勉強時間の確保も大切ですね。通勤時間や職場の昼休みなども有効に使いましょう。

3-2.一種類の参考書を覚え込む

試験勉強というと、ついたくさんの参考書を買いこみたくなりますが、あちこち参考書に手を付けても身になりません。
前述したように、自分が一番覚えやすい参考書を選んだら、それを徹底的にやり込んでください。
過去問も同様です。いっそのこと、すべて暗記してしまうくらいにやり込めば、落ちることはありません。
働きながら試験を受ける場合は、学生の頃より自分を律して勉強しないと、つい怠け心が出てしまいます。
「また次に頑張ればいい」と思うといつまでたっても合格しません。「次はない」という気持ちで臨んだほうが合格する可能性が高くなるでしょう。ちなみに、危険物取扱者は、受験料が乙種で3,400円かかります。
不合格になればこの受験料は当然無駄になります。そう考えると一発合格したほうが経済的にもお得です。

2.おわりに

いかがでしたか? 今回は危険物取扱者の試験問題についてご紹介しました。
まとめると

  • 衛生管理者の試験は、一科目につき6割を取得しなければ不合格
  • 衛生管理者の試験は、乙種のみ複数受ける際は免除科目がある
  • 危険物取扱者の勉強法は暗記が中心
  • 危険物取扱者の試験は、コツコツと勉強することが大切

ということです。危険物取扱者は学校が生徒に受験させることも多いですし、社会人の挑戦者もたくさんいます。
ですから、軽い気持ちで受ける人もいるでしょう。
危険物取扱者は、「ガソリンスタンドで働くときに持っていると便利な資格」程度に思われがちですが、類を多く取得するにしたがって、働ける場所も増えていきます。乙種4類を皮切りに、次々と類を取得し、最後に甲種をとった方もいます。たんに就職や転職に役立つだけでなく、よりいろいろな危険物を扱えるステップアップの資格として取るのも面白いでしょう。