試験対策に最適な暗記のコツとは? どうすれば覚えられるの?

試験勉強というと、学生時代に苦労した経験がある方は多いと思います。
しかし、社会人になったからといって試験に縁が切れるわけではありません。
キャリアアップのために資格試験を受ける方も多いでしょう。
学生より時間がない分、試験対策も効率的に行わなければなりません。
そこで、今回試験対策に最適な暗記のコツをご紹介しましょう。
暗記は一朝一夕というわけにはいきません。
しかし、時間も有限です。
ですから、単に参考書を読むだけではなかなか範囲を暗記できないこともあるでしょう。
これから資格試験を受けたいという方は必見ですよ。

目次

  1. 暗記はなぜ難しいのか
  2. 暗記を効率よく行うコツとは?
  3. 社会人の試験対策は隙間時間がカギを握る
  4. おわりに

1.暗記はなぜ難しいのか

暗記のコツをご紹介する前に、なぜ暗記が難しいのか、その理由をご紹介します。
思い当たることがある方も多いのではないでしょうか?

1-1.普段使うことのない言葉や文法だから

暗記というと英単語や歴史の年表、化学式などをイメージする方もいるでしょう。
また、社会人になって受ける資格試験は、法律や条例、化学物質名を覚えることが多いです。
どれも日常生活ではほとんど使いませんし、なじみもありません。
日常的によく使う言葉やフレーズならば知らない間に覚えてしまったということもあるでしょうが、試験に出てくる単語を知らない間に覚えてしまう、ということはまずないと思います。

1-2.興味がないから

興味があれば英単語や歴史の年号などいくらでも覚えられるでしょう。
ときおりテレビなどで、円周率を何万桁も暗記したり列車の時刻表をすべて覚えたりしている方が出てきます。
あれは、興味があるからこそ暗記できるのです。
しかし、試験内容は興味があることばかりではありません。
中には、まったく興味がないものもあるでしょう。
興味がないものをいくら暗記しようと思っても、頭に入ってきにくいものです。

1-3.理解できないから

難解な法律などは、たとえ日本語で書いてあっても理解できないものがあります。
資格試験の参考書などには、「分からなくても丸暗記しましょう」といっているものもあるでしょう。
しかし、理解できない文章を暗記するのは、外国語を暗記するようなものです。
英文法や古文なども同じ。
長いものになるほど暗記できなくなります。
逆に理解しているものほど、暗記も簡単です。

2.暗記を効率よく行うコツとは?

では、暗記を効率よく行うにはどうしたらよいのでしょうか?
この項では、そのコツの一例をご紹介します。

2-1.声に出すか書いて覚える

参考書を黙読するよりも、音読したほうが頭に入ってきやすい人も多いでしょう。
脳に入る刺激が多いほど、記憶は鮮明になります。
つまり、目からだけ情報を入れるよりも目と耳で情報を入れたほうが覚えやすいのですね。
声が出せない状況ならば、書いて覚えるのも効果的。
英単語を何回も書いて覚えた、という方は多いでしょう。
ただし、あまり長いフレーズは書き写しても覚えにくいです。
また、黙読しながら耳から聞くという方法も有効。
イヤホンで聞けば、移動中でも勉強ができます。

2-2.何度もくりかえし、同じことを覚える

人には短期記憶と長期記憶があります。
脳の仕組みはバケツのようなものです。
次々と知識をそそぐことはできますが、いっぱいになればあふれてしまうでしょう。
このあふれた部分が「忘れる」ということです。
また、「やり方は忘れても体は覚えている」というものもあるでしょう。
それは正しくは「忘れているつもりでも、脳には記憶が残っている」状態です。
そうなるまでには、何回も同じことをくりかえす必要があります。
試験対策の暗記も同じことです。
一度に長い時間をかけてたくさんの量を暗記するより、毎日10分でもいいのでくりかえし同じものを暗記するようにした方が、覚えられます。
暗記科目に一夜漬けが効かないのは、脳が一度に覚えられる量に限りがあるからなのです。
ですから、1週間で参考書を丸暗記、などとムチャをしてはいけません。

2-3.センテンスは短く

長い文章よりは、短い文章の方が覚えやすいです。
ですから、参考書を丸ごと一冊暗記するのは無理でも、要点だけならば暗記できるでしょう。
法律も丸ごと暗記できなくても、「どのようなことが書かれているか」という要点だけをまとめたものならば、暗記できると思います。

2-4.何かと関連付けて覚える

歴史の年号や化学式を、ごろ合わせで覚えた方も多いと思います。
単なる文字の羅列(られつ)だと覚えにくいですが、関連付けができると覚えやすいものです。
また、九九を歌で覚えたという方もいるでしょう。
もし可能ならば、好きな歌のメロディーに暗記する言葉をのせてみてください。
毎日口ずさめば、覚えやすいです。

2-5.睡眠は十分にとる

試験が近づいてくると、睡眠時間を削って勉強する方もいるでしょう。
しかし、寝不足では暗記力が落ちます。
眠いのをがまんして勉強しても、効率は上がりません。
ですから、睡眠時間を削るのは1時間程度にしましょう。
特に、試験前日は早めにベッドに入ってください。
「最後のあがき」とばかりに、勉強をしても覚えられません。

3.社会人の試験対策は隙間時間がカギを握る

社会人になって試験を受けようと思うとき、勉強時間の確保に苦労する方は多いでしょう。
学生と違って試験休みはありません。
仕事で帰宅が遅くなるときもあるでしょう。
まとまった勉強時間が取れるのは休日だけ、という人もいます。
でも、1日中ずっと仕事をしているわけではありませんよね。
社会人は、隙間時間をいかにうまく使うかがカギです。
隙間時間とは、通勤時間や昼休み、寝る前の時間のこと。
どれも10分~1時間という短い時間だと思います。
しかし、前述したように暗記は長い時間をかけるよりも、短い時間で毎日くりかえした方がよいのです。
どのような通勤手段であれ、目か耳のどちらかは使えるでしょう。
耳で聞いても参考書を読んでも構いませんので、ひとつでも暗記をするように心がけてください。
また、寝る前に今日覚えたことをもう一度思い返してみましょう。
そうやって思い返すごとに記憶は強化されていきます。
試験対策は、時間をかければよいというわけではありません。
1回15分の勉強でも1日4回すれば1時間になります。
細切れ時間でも大切にすれば、試験直前になって「何も覚えていない」とあわてることもないでしょう。

4.おわりに

いかがでしたか?
今回は、試験対策に最適な暗記のコツについてご説明しました。
まとめると

  • 黙読よりは音読の方が記憶に残りやすい。
  • 長時間勉強するより、短時間で毎日同じことを暗記しなおした方がよい。
  • 何かに関連付けると覚えやすい。
  • できるだけ短いセンテンスで覚える。

ということです。
特に、社会人になると試験数日前から一夜漬け感覚で勉強、という方も多いでしょう。
試験範囲が狭いならば、それでも通用するかもしれません。
しかし、難易度が高い試験ほど試験範囲も広くなります。
1日1時間も勉強する時間が取れないという方でも、10分ならば時間があるでしょう。
10分あれば単語をひとつくらい暗記できるはずです。
そうやってコツコツ勉強していくのが、最も有効な試験対策でしょう。
また、効率よく暗記をするには参考書選びも大切。
ぶ厚いものよりも、項目ごとに分かれた薄いもののほうが暗記しやすいことも多いです。