「就職や転職に有利な資格がほしい」
「今の職場で、資格手当やキャリアアップを目指したい」
そんな考えをお持ちの方に、まずお勧めしたい人気の国家資格が「危険物取扱者 乙種4類」、通称「乙4(おつよん)」です。
ガソリンスタンドや工場など、多くの職場で需要があり、試験が年に何回も実施されるため、挑戦しやすいのが大きな魅力です。しかし、いざ勉強を始めようとしても「どんな試験なの?」「どうやって勉強すれば効率的なの?」と、疑問や不安を感じる方も少なくないでしょう。
この記事では、資格指導の専門家として、危険物乙4の概要から、独学で一発合格を目指すための効率的な勉強法、そして最新のおすすめテキストまで、どこよりも分かりやすく徹底的に解説します。
1.危険物取扱者「乙4」とは?仕事内容・メリット・合格率
まずは、乙4がどのような資格なのか、基本情報を確認しましょう。
仕事内容と活躍の場
乙4の資格を持つと、消防法で定められた「第4類 引火性液体」の取り扱いと、その作業の立ち会いが可能になります。身近なものでは、ガソリン、灯油、軽油、アルコール類などがこれにあたります。
そのため、以下のような多様な職場で活躍することができます。
- ガソリンスタンド
- 化学工場、石油関連施設
- タンクローリーのドライバー
- ビルの設備管理・メンテナンス
- 塗料や印刷インキを扱う工場 など
取得する3つの大きなメリット
乙4は、数ある資格の中でも特に「取ってよかった」との声が多い資格です。
- 求人が多く、就職・転職に有利
上記のように、有資格者を必要とする職場が非常に多く、求人募集の応募条件になっていることも珍しくありません。 - 資格手当や時給アップが期待できる
企業によっては、月々の給与に資格手当が上乗せされます。アルバイトやパートの場合でも、時給が優遇されるケースが多くあります。 - 他の危険物資格へのステップアップ
乙4に合格すると、他の乙種(1~3、5、6類)を受験する際に試験科目の一部が免除され、非常に有利になります。
合格率について
消防試験研究センターの最新データによると、乙4の合格率は例年約30%台で推移しています。これは、受験者数が圧倒的に多く、準備不足で臨む人も含まれるためです。試験の難易度自体は国家資格の中では標準的であり、ポイントを押さえて学習すれば、誰でも独学で十分に合格を狙えます。
2.乙4試験の概要(試験内容・日程・受験料)
試験の基本的な情報をまとめました。
試験内容と合格基準
試験は、五肢択一のマークシート方式で行われます。以下の3科目すべてで、60%以上の正答率を記録すると合格です。
- 危険物に関する法令:15問
- 基礎的な物理学及び化学:10問
- 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法:10問
試験日程と申し込み
試験は各都道府県で、年に複数回実施されます。特に東京都のような大都市では、ほぼ毎月受験のチャンスがあります。日程の確認と申し込みは、試験を主催する「消防試験研究センター」のウェブサイトから行えます。書面申請と電子申請(インターネット申し込み)が可能です。
受験料(2025年8月現在)
乙種の受験料は4,600円です。その他、申請手数料や参考書代などが別途必要になります。
3.独学でも安心!一発合格を目指すための効率的な勉強法
乙4試験は、暗記が中心です。以下の王道パターンで学習を進めるのが最も効率的です。
1. まずは参考書を1冊、ざっと読み通す
最初に、分かりやすい参考書を最初から最後まで読み、試験範囲の全体像を掴みます。この段階で全てを完璧に暗記しようとせず、「こんなことが問われるんだな」と理解する程度で大丈夫です。
2. 問題集を解き、間違えた箇所を徹底的に復習する
次に、問題集を解きます。おそらく最初は半分も解けないかもしれませんが、それで問題ありません。重要なのは、間違えた問題の解説をじっくり読み、「なぜ間違えたのか」を理解し、参考書の該当箇所に戻って知識を固めることです。この「問題演習→復習」のサイクルを繰り返すことが、合格への最短ルートです。
3. スキマ時間を有効活用する
社会人や学生の方は、まとまった勉強時間を確保するのが難しいかもしれません。通勤・通学中の電車内や、昼休みなどの「スキマ時間」を有効活用しましょう。スマートフォンで使える学習アプリや、コンパクトなテキストを持ち歩くのがおすすめです。
4.【2025年版】乙4独学におすすめのテキスト・問題集
ここでは、2025年の試験対策として評価の高い、最新のテキスト・問題集をご紹介します。書店で実際に手に取り、自分にとって「読みやすい」と感じるものを選ぶのが一番です。
初学者向けの分かりやすい参考書
化学が苦手な方や、ゼロから勉強を始める方に最適です。イラストや図解、ゴロ合わせが豊富で、挫折しにくいのが特徴です。
- ユーキャンの乙4危険物取扱者 速習レッスン
オールカラーで図解が非常に分かりやすく、初学者がイメージを掴むのに最適な定番書です。 - 10日で受かる! 乙種第4類危険物取扱者すい~っと合格
コンパクトに要点がまとまっており、短期間で全体像を把握したい人におすすめ。多くの合格者を輩出している人気シリーズです。
演習量で合格を掴むための問題集
参考書で知識をインプットした後は、問題演習量が合否を分けます。解説が丁寧で、繰り返し解きたくなる問題集を選びましょう。
- 乙種4類 危険物取扱者試験(通称:赤本)
公論出版から出ている、豊富な問題数と実績で受験生の信頼が厚い一冊。これを完璧にすれば合格は目前です。 - 本試験形式! 乙種4類危険物取扱者 模擬テスト
弘文社の定番シリーズ。本番さながらの模擬試験形式で、時間配分の練習や最終的な実力チェックに最適です。
独学が不安な方や、より短期間で確実に合格したい方は、要点が凝縮された動画講義とテキストがセットになった通信講座を利用するのも賢い選択です。
まとめ
今回は、危険物取扱者乙種4類について、その魅力から具体的な勉強法、おすすめのテキストまでを解説しました。
乙4は、多様な業界で求められる将来性の高い国家資格でありながら、正しい方法で学習すれば、誰でも独学で合格することが可能です。重要なのは、自分に合った分かりやすいテキストを選び、「参考書でのインプット」と「問題集でのアウトプット」を計画的に繰り返すことです。
この記事を参考に、あなたも「乙4」取得という目標に向かって、今日から第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。