危険物取扱者試験は同時受験が可能? メリットや方法を解説

危険物取扱者乙種は、1~6類まで6つの資格区分があります。「できるだけ仕事の幅を広げたいので、複数の資格区分を同時受験したい」と考える人も多いことでしょう。乙種の場合、1つの資格区分に合格すると試験科目が免除になるので、同時受験が可能になります。

今回は、危険物取扱者試験の同時受験の方法やメリットなどを紹介しましょう。

  1. 危険物取扱者の同時受験は可能?
  2. 危険物取扱者の同時受験を行う方法
  3. 勉強方法のコツ
  4. 危険物取扱者の同時受験に関するよくある質問

この記事を読めば、同時受験をする際の注意点や勉強のコツなども分かります。危険物取扱者乙種を複数取得したいという人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.危険物取扱者の同時受験とは?

はじめに、危険物の同時受験ができる理由や、行える人を紹介します。

1-1.危険物取扱者の同時受験とは何か

前述したように、危険物取扱者乙種は1~6類まで6つの資格区分があります。そのため、1類と6類に属する危険物を同時に扱いたい場合などは、2つの資格区分を取得しなければなりません。一方、乙種の場合は1つでも資格区分を取得すると、試験科目の一部が免除になり、試験時間が35分に短縮されます。ですから、すでに乙種を取得した人が、さらに別の資格区分を取得したい場合は、1回の試験中に2つの類を同時受験することが可能です。

1-2.同時受験するメリット

同時受験を利用すれば、1回の試験で2~3の類を取得することも可能です。できるだけ早く、多くの類に属する複数の危険物を取り扱えるようになりたい場合、ぜひ同時受験利用しましょう。

1-3.同時受験できる人と注意点

乙種の同時受験が利用できるのは、前述したようにすでに乙種の試験を1つ合格した人です。また、乙種の別の類を受験するときにだけ、同時受験が可能になります。乙種と甲種の同時受験はできません。次の項で、取得方法をより詳しく解説します。

2.危険物取扱者の同時受験を行う方法

この項では、危険物の同時受験を行う流れを紹介します。

2-1.乙種を1つ取得する

危険物取扱者乙種の試験は、以下のような3科目の学科試験です。

  • 危険物に関する法令
  • 物理および化学
  • 危険物の性質やその火災予防および消火の方法

まずは、乙種を1つ取得しましょう。試験回数の多さや勉強のしやすさ、資格を活用できる仕事の幅から考えて4類がおすすめです。合格すれば、次回の試験から法令と物理および化学が免除されます。すると、試験時間が35分となるので、複数の類を同時受験することが可能となるのです。

2-2.いくつまで複数受験は可能か?

同時受験は、基本的にいくつでも可能です。しかし、試験時間は限られているので2~3つ受験をする人がほとんどでしょう。ただし、東京など月に何回も試験がある都道府県の場合は、試験日によって実施される類が限られていることもあります(例:乙種4類だけなど)。ですから、複数受験する場合は、試験日も確かめておきましょう。

2-3.おすすめの組み合わせは第1類と6類

同時受験はどの類を組み合わせてもかまいませんが、第1類と第6類は酸化性固体と液体で、両方とも不燃性です。一緒に勉強した方が分かりやすいので、同時受験をする人もたくさんいます。4類に合格したら、次に1類と6類の同時受験にチャレンジしてみましょう。

2-4.解答用紙の書き間違えに注意

危険物取扱者の試験を同時受験する場合、同じ解答用紙が試験を受ける枚数分配られ、自分で第何類を受験したか記入する方法です。ですから、第何類の解答用紙であるか絶対に書き間違えないようにしましょう。たとえば、第1類と書いた解答用紙に第6類の答えを記入した場合、第1類の答えとして採点されてしまいます。提出前に必ず見直しをしてください。

2-5.同時受験の申し込み方法

消防試験研究センターのサイトでは、電子申請を受けつけています。しかし、試験科目の一部免除を希望する場合は、合格した類の免状のコピーを願書に添付して送付しなければならず、電子申請は利用できません。ですから、最寄りの消防で願書を配布しているので、そこで入手して郵送で申し込みましょう。試験日もセンターのサイトで確認ができます。前述したように東京都など、1か月に複数回試験日があるところは、受験できる類が限られている日もあるので、必ず一緒に確認してください。受験料は1類あたり、3,400円です。同時受験する場合、類数分の受験料がかかります。

3.勉強方法のコツ

危険物取扱者は人気があるので、参考書も充実しています。自分に合った参考書や問題集を1冊見つけて、くり返し勉強しましょう。まず乙種4類を取得したい場合は、SATの教材もおすすめです。SATの教材を利用すれば、最短で20時間あれば合格に必要な知識が身につきます。「できるだけ早く、乙種を同時受験したい」という場合も、ぜひ利用してみてください。1つでも合格すれば、後の受験勉強はぐっと楽になります。

4.危険物取扱者の同時受験に関するよくある質問

この項では、危険物取扱者の同時受験に関するよくある質問を紹介します。

Q.可能ならば、5つの類を同時受験することは可能ですか?
A.可能ですが、5つの類の問題を時間内に解くのはとても大変なので、おすすめできません。

Q.はじめに取得する類は、4類以外でも大丈夫でしょうか?
A.はい。取得しやすい類を取得して大丈夫です。

Q.複数の類を受験する場合、受験科目の割引などはありませんか?
A.いいえ。受験料の割引などはありません。

Q.たとえば、土曜日に東京で2つの類を同時受験し、翌日に千葉県で3つの類を同時受験することは可能ですか?
A.はい。大丈夫です。問題なく受験できます。

Q.危険物取扱者丙種を持っているのですが、乙種を受験する際に科目免除はありませんか?
A.いいえ。丙種を取得している場合も乙種の科目免除はありません。ただし、丙種に合格していれば、乙種4類は比較的取得しやすいので、ぜひ続けてチャレンジしてみましょう。

まとめ

いかがでしたか? 今回は、危険物取扱者の同時受験について解説しました。危険物は国家試験の中でも試験回数が多く、比較的チャレンジしやすいものです。また、取り扱いができる危険物が多いほど仕事の幅も広がります。乙種を1つ合格できたら、ぜひほかの類も同時受験にチャレンジしてみてください。